5月 19, 2017

訳書「ダイエットの科学」(白揚社)出ました

 4月末なので少し時間がたってしまいましたが、新しい訳書「ダイエットの科学」が刊行になりました。サブタイトルは「「これを食べれば健康になる」のウソを暴く」。

これまでの訳書とはまた違った反応もあり、「ダイエット」言葉のパワーに驚いています。「これを読むと痩せるかな?」といろいろな人から言われましたが、たぶん、痩せません・・・。そのあたりは、この本のあとがきにも書きました。
誰にでも効果のあるダイエット法を知りたいという人には、この本は向かないだろう(中略)万能のダイエット法が存在しないことは著者も言っている。腸内細菌も含めて、自分の体は他の誰とも違っているのだから、体にあう食生活(ダイエット)が他人と同じであるはずがないのだ。この本は、自分にあった食生活を探すための助けになるだろう。
訳者あとがきはHonzに掲載されました


Honzのレビューでも、次のように書いて頂いています。
本書は脂肪・糖質・ビタミンなどの栄養素の働きから、腸内微生物と代謝の関係や進化と食事の相互作用まで、実に幅広い分野をカバーしている。そして、それぞれの分野で何が科学的に明らかで、何が不確実なのかを丁寧に切り分けながら議論を進めていく。多くの科学論文をベースに展開されていくものの、著者の体験談やあっと驚く事例が数多く参照されているので、楽しい読書体験と伴にあやしいダイエットから身を守るための知識を得ることができる。ダイエットに興味のある人が先ず読むべき、決定版的な一冊だ。


実物はこんな感じです。けっこう分厚いです。