11月20日に新しい訳書が出ました。「
イラク・アフガン戦争の真実 ゲーツ元国防長官回顧録」(朝日新聞出版)
ロバート・ゲーツ 著
井口 耕二/熊谷 玲美/寺町 朋子 訳
イラク・アフガニスタン戦争の暗部をえぐる
全米ベストセラー!
統治機能を失ったイラクの治安回復という
難題を背負って国防長官に就任。
自らの命を犠牲にして
戦地で任務につく兵士たちのために働き、
信念を貫きとおした4年半の記録。
政治・軍事分野は「
オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史」 で経験がありましたが、回顧録は初めてです。ブッシュ大統領とオバマ大統領という、党の違うふたりの大統領の下で国防長官として働いたゲーツ氏が、軍とホワイトハウスの対立に悩み、時には怒り、兵士の犠牲を思って涙しながら過ごした日々が綴られています。原題「Duty」にもあるとおり、アメリカ人が「国のために働く」ということの意味がわかった気がします。