7月 26, 2023
宇宙の矛盾 (日経サイエンス2023年8月号翻訳担当記事)
宇宙の枠組みを決めるパラメーターが,かなり正確に求められるようになりましたが,異なる手法で推定した値が食い違っています。定説となっている宇宙の標準モデルに誤りがある可能性が浮上してきました。
— 日経サイエンス (@NikkeiScience) July 21, 2023
日経サイエンス2023年8月号
「宇宙の矛盾 精密観測が揺るがす定説」https://t.co/7oKjlZSNJs
6月 24, 2023
「地上の太陽」はいつ昇る? (日経サイエンス2023年8月号翻訳担当記事)
“未来のエネルギー”に未来はあるのか?
— 日経サイエンス (@NikkeiScience) June 24, 2023
「『地上の太陽』はいつ昇る? 小さな一歩と大きな課題」
日経サイエンス2023年8月号【特集:核融合の現在地】https://t.co/n528g1y9fw #エネルギー
この記事を訳して思い出したあれこれ。
私が核融合について初めてきちんと知ったのは遅く、20数年前に就職した直後です。文科省傘下の某独立行政法人(当時は科技庁傘下の特殊法人でしたが)で、科学論文をデータベース化する部署に配属され、物理学部門のプラズマ担当として、核融合の論文も扱うことになりました。
大学院ではオーロラの研究室にいて、ざっくりいえば宇宙空間のプラズマや電磁気に関係する勉強をしてました。それで上司が「ならば核融合もプラズマとか電磁気の話だから大丈夫だよね」と思ったのではないかと推測しているのですが、宇宙プラズマと核融合プラズマは世界が全然違います。そもそも、私は「とかまく?それは何ですか?」という状態だったので、大胆な人事をしたものだと思います。そこから数年、自分でもがんばって勉強し、先輩職員にも聞き、必死で論文を読んでいた記憶があります。
その後、フリーランス翻訳者になって『太陽を創った少年』を訳したとき、そのときの経験が役に立ちました。この本は、14歳で核融合炉を作った天才科学少年テイラー・ウィルソンを追ったノンフィクション。ただ彼の核融合炉はフューザーというタイプで、発電用ではなく、中性子の発生源として使われるものでした。
最近の核融合発電をめぐっては、なかなか前進しないITERなどの国際大型プロジェクトとは別に、スタートアップ企業などによる小型核融合炉開発のニュースをよく耳にするようになりました。今回の記事には、これまでの取り組みの経緯やいろいろな核融合炉設計の比較とともに、気候変動が進むスピードに核融合発電の実現が間に合うのかどうか、というタイムラインについての話もあります。
7月 12, 2022
ゴキブリの進化(クーリエ・ジャポン翻訳記事)
翻訳を担当したクーリエ・ジャポンの記事「あなたの台所にいるゴキブリに起きている変化─もうその殺虫剤は効かないかもしれない」が公開されました。(会員記事ですが、無料登録で読めます)
オスのゴキブリは交尾したくなると、羽を広げ、“自家製”の食べ物をメスに差し出す。それは背板腺から分泌される糖と脂肪だ。メスがその分泌物を舐めているあいだ、オスは1本の生殖器でメスの体を固定しながら、もう1本の生殖器で精子の入った袋(精包)を送り込む。https://t.co/pk1gZmOS3q
— クーリエ・ジャポン (@CourrierJapon) July 11, 2022
進化は大自然の中だけでなく、キッチンでも起こっているのです。ゴキブリ忌避剤が効かなくなるのは悪いニュースですが、自然というのは人間の都合良くもできていないし、そのバランスは常に変わり続けていることを改めて実感できました。
ところで、この記事に貼ってあるゴキブリ?のイラスト、ポップでおもしろいです。さすがにゴキブリ本人の写真はなしだったようです。元記事(ニューヨークタイムズ紙)では、写真だけでなく、ゴキブリの交尾の動画まで掲載しています。いきなり記事トップに動画がありますので、注意してご覧ください→(Cockroach Reproduction Has Taken a Strange Turn, New York Times)
6月 27, 2022
人類の進化の未来(クーリエ翻訳記事)
少し前ですが、Courrier Japonの記事「1万年後、人類の外見や性格はどう変化しているのか? 「進化の未来」を予測する」の翻訳を担当しました。(5月に公開されています)会員記事ですが、無料会員登録で読めそうです。
生命の進化というのは決して過去だけの話ではなく、今後も人類の進化は続く、しかも進化のかたちそのものも変わるだろう、という話です。気象変動などもそうですが、変化のペースが人間の尺度に照らすとゆっくりで実感しにくいだけで、私たちは常に変化の流れの中にいて、その中のほんの一瞬を生きているに過ぎない、ということを考えさせられます。
太古代(始生代)の海を漂っていた自己複製する分子が、カンブリア紀の深い海を泳ぐ目のない魚になり、さらに暗がりで恐竜から逃げるほ乳類へ、そして最終的に私たち人類が生まれたというのだから不思議だ。進化が人類をつくり上げたのである。https://t.co/EjfhFGkjFP
— クーリエ・ジャポン (@CourrierJapon) June 13, 2022
日経サイエンス2022年8月号(翻訳担当しました)
日経サイエンスの2022年8月号(6月末発売)が届きました。今月は、「量子」がキーワードの記事2本の翻訳を担当しました。「「最大の難関「エラー訂正」を実行する新手法」(Z. ナザリオ)と、「鳥には地磁気が見えている」(P. J. ホア/ H. モウリットセン)です。
「高精度ナビの仕組み 鳥には地磁気が見えている」
— 日経サイエンス (@NikkeiScience) June 22, 2022
渡り鳥は繁殖地と越冬地の間のとてつもない距離を毎年往復している。
そうした鳥たちの体内ナビゲーションシステムの生物物理学的仕組みが見えてきた。
6月24日発売:日経サイエンス2022年8月号
https://t.co/LMo7dJrdkU #磁気感覚 #鳥 #スピン pic.twitter.com/2cm0Gc6wNB
計算の途中経過を確認したら,そこで計算が止まってしまう。量子コンピューターのそんな弱点を回避しつつ,計算中に起きるエラーを検出し訂正する技術の最近の発展を,IBMで研究の最前線に立つ物理学者が紹介します。https://t.co/lrU3EMKPLA #量子コンピューター pic.twitter.com/LB5BAyf3ye
— 日経サイエンス (@NikkeiScience) June 27, 2022
6月 22, 2022
エアコンと清洲橋
エアコンが壊れました。少し前からあやしいなと思いつつ、現実から目をそらしていましたが、とうとう動かなくなりました。それなりに年数も経っていたこともあり、買い換え。思ったより早く取り付けてもらえそうですが、それまでが暑いです。
涼しい気分になりたいので、先日通った清洲橋の写真。橋の下を水上バスで通ったことはあるはずですが、こうやって見たのは初めて。がっしりした鋼材に青い塗装がとてもかっこいいです。